4月19日(金) 藤枝市民こそ当事者、リニアトンネル工事の問題はどこにあるのでしょうか。
今日は北口の駅頭宣伝からスタート。赤旗見本誌を用意しました、わざわざ取りに来てくれる方が複数。嬉しい反応でした。
その後は日曜版の配達と明日の後援会総会でお伝えするリニア問題の資料作成です。
パワーポイントを使ってプレゼンするのですが、このスタイルは"一方通行""ひとりよがり"
になりがちで好まないのですが、自分から進んで発表に機会を作ってもらいました。
知事辞職で、今、岐路に立っている状況ながら、あまりにも偏った報道が多く、水問題の真実を伝えるメディアがほとんどないなか、100%大井川の水に依拠する藤枝市民の皆さんが声を挙げる事が大切ではないかと考えたからです。
問題は、複雑かつ専門的です。どれだけ伝えられるか悩み続けていますが、リニアの問題を実感していただければ幸いです。
4月17日(水) リベンジ、笹子雁が腹摺山(がんがはらすりやま)「小粒ながらピリリと辛い」コース
鶏冠山、烏帽子岳など、鳥に関する山名は全国に多くありますが、印象深いのが、がんがはらすりやま、です。
渡り鳥が山をかすめるように飛ぶことが由来だそうです。
それだけの理由で登ろうと登山計画し、1月にチャレンジしたのですが”北風”であえなく1ラウンドコールド(COLD)負け。今日は、そのリベンジです。
大菩薩嶺には、他に牛奥雁が腹摺山と、頭になにもつかない雁が腹摺山がありますが、笹子を選んだのはアクセスが良いからです。
今日のコースである大鹿峠からの縦走は、愛用している「山と高原」(昭文社)によると、「休み間もなく登り下りを繰り返し”小粒ながらピリリと辛いコース”」とあります。
私は酒が好きですから甘いのは苦手です。
笹子駅近くのの桜森公園からスタート、大鹿峠~お坊山~米沢山~笹子雁が腹摺山~笹子駅、前回同様の周回ルートです。
高速代をケチって自宅を3時半出発、現地7時スタート。(中部横断道を使っても3時間位かかります。河口湖経由の下道と大差ありませんが渋滞のない早朝での話です)
今日は早朝激しい雷雨があったので、春霞のこの時期にしては珍しく空が青く澄んでいます。期待が持てます。
気分よく2時間ほど登って大鹿峠の稜線上に出ます。この稜線に出た途端強烈な北風にさらされて、前回、引き返したところです。幸い今日はほぼ無風です。
ここから、お坊山~トクモリ~米沢山~笹子雁が腹摺山へと続く「ピリ辛」コースを進みます。
最初の目標である、お坊山まで標高差300mですので、ここが一番きついかなと感じていましたが、実際は所要1時間の急登でしたが、さほど苦もなく40分程度で着くことが出来ました。
「ピリ辛」コースの最高標高は、ここ(1421m)ですので、「さほど辛くないな」と歩を進めて行きますが、ここからが本番でした。
次なる目標の米沢山(矢平峰ともいいます。米沢山の、訓みは、よねざわやま、ではなく、よげざわやま、だそうです)まで、ギューイーンと下っては登り返す事、計3回。
特に最後の米沢山までの登りはきつくて辛さが増していきます。
米沢山は、これから私が目指す雁が腹摺山と1357mと同じ標高です。
普通に考えて、この先は平坦になると思いますが、ここから先もアップダウンの連続でした。
特に米沢山直後の下りは、「山と高原」も「ヤマップ」も警告マークが出ている鎖場ですので、緊張しながら進みました。
落ち葉と砂場で滑る滑る。マジで怖かった。クリアーした後、現場で約10分ほど放心状態。
写真は、下った後の現場写真です。
そういえば、丁度、この辺りが、笹子トンネルの真上になります。国道20号、中央線、中央高速と、全てのトンネルがこの辺りに集中しているわけですね。
お坊山から先は、ほとんど眺望がない上に、相変わらずのアップダウンの繰り返しで、ストレスがマックスになりかけてましたが、展望台の標識があったので寄ってみると。素晴らしい景色が!
富士山から黒岳はじめ見渡せます。今日の行程ではここが一番のビューポイントでした。
ここから笹子雁が腹摺山が見えるのですが、山頂が見えておきながら急降下しての登り返し。辛さの基準、間違ってね?
ラスボスへの登りは今行程の中で一番の急登でした。1分登れば1分休憩の繰り返しの連続。スパイス効きすぎ。
はあはあゼイゼイ、たどり着きましたが、眺望もほとんどないので小休止のみ。
後は笹子駅へ下るだけですが、急下降の上に落ち葉と砂場で滑りやすく2度の転倒。小粒ではなく大粒だわ。
終わってみれば楽しい山行でした。今日は温泉に行けて嬉しい。
4月15日(月) リニア、田代ダムボーリング早期調査を求める流域自治体に対して応じない静岡県の方に、どうみても道理がある事実
今日もリニアに関する記述を少し。
流域自治体(藤枝市含む)と静岡県との間で対立している現時点での最大の問題点は「県境を越えるボーリング調査の早期実施」です。
トンネル工事中、山梨長野県側へ流れ出てしまう水を取り戻すために、早川に放流している田代ダムの水を大井川に戻す事で水量を確保するという議論の中で、10か月の工事期間中に流れ出る水量が500万tとされていますが、この数値の根拠が明確でない事はJRも認めている事から、「より正確な」ボーリング調査をすべきだというのが流域の主張。
しかし、このボーリング調査は県境を越える調査であるうえに、静岡県側の地下水が流出して取り戻せなく可能性があります。
そのため、静岡県は、県外に流出する水を取り戻す方法を事前に決めておく必要を求めているのです。
当たり前のことではないでしょうか?
それを監視体制(モニタリング)など必要ない、早期にやれと言っているのが流域自治体です。(ここには藤枝市長も含まれています)
なんで急ぐ必要があるのか?
その理由は何なのか?
一方で、田代ダム案そのものが眉唾であるにもかかわらず、県がボーリング調査を受け入れさえすれば「水問題が解決する」と、多くのマスコミが報じています
2027年開業は他県の工事の遅れも要因だったのに「静岡のせい」とJR東海社長の記者会見を無批判に流す異常なメディアと、それに伴う知事バッシングのなかで、流域自治体の代表でも何でもないくせに島田市長を持ち上げる報道が相次いでいます。
新知事が、下記の静岡県専門部会提出の資料のもとで対応するかどうか、一つの指標になると考えます。
4月14日(日) 元グーグル日本社長が、赤旗1面で共産党を応援してくれました!
私が共産党に入党したのは、戦前の天皇制絶対主義の時代に過酷な弾圧を受けながら決して「反戦平和」を貫いた党であることです。
その理念のもと活動していますが、今の政治情勢は、自公政権によって更なる戦争する国造りになっているにもかかわらずに共産党の支持が伸びない…理念が伝わらず残念な思いを過ごす日々です。
今日の赤旗日刊紙の1面「こんな政治でいいのか」「私も言いたい」欄に、元グーグル社長の辻野晃一郎さんが、戦争で儲けない国にへの表記で共産党へエールを送ってくれています。
1957年生まれ、慶応大卒でソニーに入社。超エリートです。デスクトップパソコンのバイオ事業責任者を経て、2007年グーグルに入社し、同社日本法人社長に就任とあります。
”勝ち組”の辻野さんのような人が、赤旗に出る事もマレですが、ましてや1面で共産党を応援しているのです!!
記事によると、辻野さんは、過去の戦争で原爆をはじめ日本人が「あらゆる地獄」を体感したからこそ、戦争放棄、国際紛争の解決を武力に求めないという平和憲法のブランドを日本が80年近くにわたり作り上げてきたこと、何物にも代えがたい価値がありながら、安倍政権時の集団的自衛権の閣議決定、現政権の戦闘機共同開開発に厳しい意見を述べています。
そこには、ご自身の経験であるソニー入社時の創業者にことば「アメリカのエレキは軍需によってスポイル(台無し)にされた」が契機だそうです。
日本がどんどんおかしくなっていると危機感を抱き、最も弱者に寄り添う民主的な政党として共産党を紹介してくれてます。
嬉しい記事です。空回りが続いていますが、勇気を頂きます。
日曜版の配達、高洲第3自治会総会にお招き懇親会など。
水泳2000m、今年36回目で、総距離70000m。
4月13日(土) 総会など
今日は日曜版の配達、午後は高洲地区自治会総会にお招きいただきました。
水泳1500m、今年35回目、総距離68000m。
4月11日(木) リニア総事業費7兆円超、それ以上の増額をJR東海は否定せず。結局は国民の負担に
今日は北口駅頭宣伝、ビラ巻きの青島支部の方と2名で7時から行いました。ビラが全てなくなりました。ありがとうございます。
その後は、日曜版の配達と打ち合わせを佐藤議員と。
次回議会以降も本腰を入れて取り組むつもりのリニア問題。リニアは広汎な問題でもあり、専門的な事も多くあるのですが、私なりに、このブログで少しづつ記していきたいと思います。
今日は工事費について。
もともとリニアはJR東海が全額負担する一事業でした。いくら金がかかろうが、JR東海がやるだけのことでした。
ところが、安倍政権時、当時のJR東海初代社長葛西氏は安倍氏と懇意であったことから、公金資金を投入する方針になりました。
国土交通省は、2014年7月に東京、名古屋、大阪の三大都市圏を結ぶ「スーパーメガリュージョン構想」を打ち出し、それによってリニアは国際競争力を強化する役割を担わされることになりました。それを受ける形で、2016年6月安倍政権の「骨太の方針」によって、財政投融資の名の下でJR東海に対して総額3兆円もの資金が、長期(約40年)、低利(0.6%~1.0%)、無担保、で国からJR東海に貸付されました。全て安倍政権時に進められてきたことです。
その中身が下記の表ですが、融資とは名ばかりで、実際は給付です。JR東海が返済できなかったら、国民の負担になるのは明らかです。
2021年JR東海は、工事費が5兆5200億から7兆400億へ、1兆5千億の増加を発表しましています。増加の理由としては、物価上昇などとしていますが、これは実施計画がずさんだった問題は別として重要なのは7兆400億にとどまる事をJR東海は確約していないという事です。
しかも、現在の工事費はあくまでも名古屋までの算定ですから、この先、大阪へという事になると、一体どれだけの工事費になるのでしょうか。
静岡だけが悪いバッシングが拡がっていますが、リニアは全国民の懐に直面する問題です。
4月10日(水) 2027年リニア開業の遅れを静岡だけのせいにするJR東海の卑劣さとメディアの異常
今日もほぼ終日リニアの議会報告の資料作成でした。
川勝知事が辞職会見を開きました。「差別発言で辞職」と報じられています。
以前にも記しましたが、発言問題とリニアは全くの別問題です(だからといって差別発言そのものを容認するものではありません)
しかし、報道の多くが知事が辞職したことで「リニアが転換点に」とし、遅延している2027年の開業予定が一気に進むとしています。
遅れの原因の一つが、南アルプストンネル工事(静岡)に違いありませんが、他県で行われている工事でも頓挫しており、もともと2027年開業は無理な状況は判りきっていました(下記図)こうした事実から、JR東海丹羽社長は「2027年開業断念」を表現しました。昨年度末の事です。
しかし、川勝知事辞任会見の翌日、JR東海の澤田常務がわざわざ静岡まで来て記者会見を開き、「静岡のせいで山梨や長野で工事の遅れが出ている」としました。
もともと2027年開業困難なのは、昨年末にJR東海が事実上認めている既定の事実であって、知事辞職のタイミングでわざわざ記者会見を開いて知らせるほどのことではありません。
調べればすぐ判る事ですが、無意味な会見であり報じる価値が無いのに、それを知事の差別発言そのものがリニアの障害の如くリンクして繰り返すテレビメディアの異常さ。(全てではありませんが)
水曜日定例の南口朝の駅頭宣伝、今朝も7時から、その後は上記の作業。
水泳2000m、今年34回目、総距離66500m。
4月9日(火) 流域自治体議員としてリニア問題に本腰を入れて取り組んでいきたい
今日は市役所で事務作業。4月20日の議会報告で取り上げるリニアの資料作成です。
知事辞職で重大な局面になっていると思います。静岡だけがごねている、など、事実を見ない異常なまでのバッシング報道が相次ぐ中、市民の飲料水100%を大井川に依拠する市の議員として黙ってみているわけにはいきません。
問題は、複雑、かつ、専門的です。しかし、幸いにも私には長年活動を続けてきた市民団体の方がいます。
そして、私自身が、市民の方に訴えが出来るような学習が必要です。それを4月20日にやると豪語してしまったのでその準備が大変です。
しかし、今後の論戦で必ず役に立つはずです。無責任なまま、水源部を破壊しかねない工事実施を認めるわけにはいきません。
流域自治体の議員として、本腰を入れていきます。
高洲南幼稚園入園式にお招きいただき挨拶。
水泳2000m、今年33回目、総距離64500m。
4月8日(月) マイナ保険証のために、紙の保険証で終了していた資格確認手法が、合計9種類にもなります。
多くの批判がありながら、政府は今年12月2日に紙の保険証を廃止する方針です。
マイナ保険証に一本化する事で「便利になります」と宣伝してきましたが、紙の保険証の提示だけで済んでいた行程がマイナ保険証によって合計9種類ものパターンで、医療機関が患者の加入保険情報を確認する必要があります。
デジタルによって便利になるはずが、デジタルのために複雑になります。
9種類の内訳を示すと
①マイナカードの保険証
②資格確認証(マイナカードを所持していない人へ発行、現在の保険証に代わるものですが、保険証を廃止する閣議決定がある為に”名称”を変えて発行されます。1年間は申請不要ですが、再来年度からは申請が必要とされる可能性があり、5年をめどに廃止される予定)
③マイナ保険証と資格確認証の2枚持ち(医療機関のカードリーダの不具合等が改まらないために、その対応策として厚労省が推奨)
④資格情報のお知らせ書の発行(マイナ保険証を持っていても、カードリーダがない医療機関に受診する際に必要とされるもの、前述の資格証とは別物であり、現在のところ全ての国民に発行する予定)
⑤顔認証カード(マイナカードには29種類の他情報と紐づけされていますが、保険証情報だけに特化したカード。カード所持に不安がある介護施設入所者などは施設管理者がまとめて保管するが、受診の際暗証番号が正確に入力できないケースが多々発生したことから発行される)
⑥マイナポータルのPDF写しの持参(マイナカードで複数の医療機関情報が1枚のカードで把握できると言われたが、実際はカードリーダーが作動しないケースが続発したためにPDFの写しを持参する事で対処するように医療機関に対応を厚労省が求めた)
⑦スマホマイナ保険証(河野大臣が来年度から実施するとイキってるが、半分のシェアのアイフォンは利用不可、残り半分のアンドロイドも現状のシステムのままスマホだけで保険証としていけるか不透明)
⑧新マイナンバーカード(マイナンバーカードがあまりにも評判が悪いので、名称を公募で募集して2026年度から新しいカードを導入するとしたもの。仕様が変更になるので新たな対応が必要。デジ庁が公表している絵柄から、通称「富士山カード」
⑨被保険者資格申立書(マイナ保険証持参でありながら不具合で保険加入資格確認が出来ない場合、窓口で10割負担を求められた際に、その場で患者が申請する事で防ぐ制度)
※前述の③と重なるようですが、⑨は資格証(マイナ保険証を持っている人には発行されない原則)を持っていないので、そこが異なります。
①~⑨に及びましたが、その全てが現在の紙の保険証を残して置けば不要な制度設計です。
マイナカードは「地方自治体のパスポート」と言われています。1枚あれば全ての手続きが簡潔になるという意味ですが、複雑な制度で医療機関も国民も無駄な作業を強いられています。
早朝2時起きで日刊紙の配達、仮眠して市役所へ。生活相談の対応、事務作業など。幼稚園の入園式などでした。
水泳1500m、今年32回目、総距離62500m。
4月7日(日) 再稼働NOを明確に言える御前崎市議員を
御前崎市議選告示、応援演説です。
4年前議席を失いましたが、新人の「村松はるひさ」候補が議席奪還を目指して立候補しました。
定数13で21人が立候補するという多数激戦の様相です。
世界一危険とされる浜岡原発の立地自治体の議会ですから、最大の争点は浜岡の再稼働の是非にあると思いますが、明確に「再稼働NO」を訴えているのは村松候補のみとか。
他候補は、「安全対策をきっちりと行う」「廃炉に伴う作業で雇用確保を」など、曖昧な表記です。浜岡を再稼働しないと国から御前崎市への交付金が支給されなくなるので、市の財政が悪化する、住民サービスが減らされるという”呪縛”に陥っているのでしょう。
福島では、今なお2万9千人の方が避難生活を余儀なくされています。事故から13年経った今でもです。能登も多くの方が避難生活を強いられていますが、やがては元の場所に帰る事が出来るはずです。しかし原発の場合は、放射能がなくなるまで何十年、百年先まで帰ることが出来ません。水害や地震と違い、原発災害は影響が長期かつ広範にわたる「異質の危険」があります。
その現状がありながら、再稼働を認めなければ交付金を支給しないぞという手法は卑劣としか言いようがありません。
原発がなくても、安心して暮らせるようにビジョンを示すのが政治の責任ではないでしょうか。
※日本共産党は、政策として示していますので、詳しくは党のHPからご覧ください。
4月5日(金) 南口駅頭宣伝など
7時から南口で宣伝、1時間弱行いました。議会報告のお知らせです。
その後は、小学校、中学校の入学式と続きました。
合間に、水泳2000m、今年31回目、総距離61000m。
年度末から年始にかけてプールが閉鎖されていたので10日ぶりとなりました。
4月4日(木) 一区切りなどまったくついていないリニア
木曜日定例の北口朝の駅頭宣伝、今朝も7時から行いました。その後は佐藤議員と日曜版の配達集金です。
川勝知事が辞任を表明しました。問題発言は政治家である以上、責任を問われる立場ですが、気になったのは「リニアは一区切りついた」と述べている事です。
もともと、知事の発言の是非とリニアは全くの別問題ですが、一区切りついたどころか見通しが立たなくなっているのが実態ではないでしょうか。
知事は2013年の環境アセス準備書での評価「毎秒2トン水が減る」(日光の華厳の滝に匹敵する量)南アルプストンネルに対して、一滴たりとも大井川の水を減らす事は認めなれない。という立場を一貫して貫いてきました。当然の主張です。
藤枝市は飲料水の100%を大井川に依拠しており、うち7割強が豊富な地下水です。水道水でも美味しいとの評判が高く、酒造業や製茶業など多くの産業が豊富な水を求めて本市で事業を展開しています。
しかし、JR東海は2013年から今に至るまで11年間、どうやって水を戻すか、納得できる説明が出来ないでいます、
染谷市長を筆頭に北村市長も含めた流域自治体の組織(利水協)が早期実施を求めている”田代ダム案”は水問題の何の解決にもつながらない一手法に過ぎません。にもかかわらず「水問題の解決へ」と見出しをつけて田代ダム案を報じる相変わらずのメディアの検証力の欠如ぶりには絶句します。
こんな状況なのに、知事が辞任に当たり、何をもって一区切りがついたかと言うのでしょうか、まったく不明です。これでは、まるでもうトンネル工事の見通しがついたといわんばかりではないでしょうか。
JR東海との交渉者はあくまでも静岡県です。交渉主体は市ではありません。
新しい知事がどういう立場かまだ不明ですが、工事の実施が決められれば、「市民にとって大井川の水は命の水」と市長自ら言っていたことに対し、市は市民に対しどう説明をするのでしょうか。権限がないという理由で容認するのでしょうか。
知事辞任によって、流域10市町の立場がこれまで以上に重要視されると考えます。水問題が解決しない限りトンネル工事を認める事を食い止めていくため頑張ります。
4月2日(火) 360度のパノラマ展望台の絶景、道志山渓の今倉山~赤岩~二十六夜山周回コース
去年の秋は色んな山に行けたのですが、今年になって先月先々月は議会はじめ諸々ありまして、山行どころではなく、阿知ケ谷アルプスに2回行っただけでした。
今月、いくらか余裕が出来たので念願の丹沢蛭が岳を視野に入れていますが、私の力量では宿泊が必要となります。余裕が出来たと言えどもさすがにそこまでの日程がなかなか取れません。
加えて、足慣らしをしておかないといけません。水泳はコンスタントに行っているのですが、足への負荷はほとんどなく、山歩きの基本と言える脚力強化とは無縁です。いきなり登って息絶え絶えだけは避けたい。
”本番”前の予行演習が必要と、計画したのが今回の山行です。
山中湖から東側に連なる山渓を道志山渓と言います。北側の高尾山、南側の丹沢と比べてアクセスが悪いのかどうか比較的地味な存在です。最高峰は御正体山(1681m)ですが、知名度はほとんどありません。
今日選択したのは、そんな道志山渓の東側、今倉山から二十六夜山への周回ルートです。
このコースを選んだ理由は、周回ですから交通不便な場所でも車でのアプローチが出来る事もありますが、途中の展望台(赤岩、松山とも言います)からは360度の眺望が楽しる上、秋に登った御正体山や杓子岳が望めるという点です。
幸い、晴れの天気です。
登山口の道坂峠トンネルまで、自宅を4時出発。高速代をケチって3時間半かかり8時スタート。
このルートは、スタートから今倉山山頂まで、いきなり標高差400mを登る急登です。足慣らしにしてはハードですが、その後は穏やかなので覚悟を決めて歩き始めます。
15分ほどで「ハアハアゼイゼイ」息絶え絶え。やっぱりなまっているようです。5分登っては小休止を繰り返しながらなんとか歩を進めて行きます。
今日は晴れているのですが、春霞で樹林越しにしか展望が楽しめないのですが、ブナ林の中の自然を味わえます。
ペース配分に気を遣いつつ、なんとか今倉山山頂へ。標準時間で到達できた事がうれしい。
ここは眺望がないので、進路を西にとり展望台(赤岩)へ向かいます。
約1時間で展望台へ。
ここは360度の展望台です。山座特定の標識があるのもうれしく、霞の中ですが富士山、八ヶ岳、南アルプス、筑波山、大菩薩嶺など、ほぼ眺望が効きます。
嬉しいのは、秋に登った御正体山と杓子山を前衛に従えるような形での富士山の光景が間近にみられる事。それを眺めつつ自炊昼食の味は、また格別でした///。
山頂で行き会った方は、色んな山に行っているようで豊富な経験を持っているようでしたが、その方ですら「この辺で一番いい展望場所だ」との事です。
帰路は東に進路を取り、二十六夜山に寄り舗装林道を辿りました。
ある程度、脚力の目途もつきました。
今日も、楽しい山行でした。